ご挨拶
福岡県こども食堂ネットワークは令和3年5月に誕生しました。
いま日本は核家族化や地縁の希薄化などによって、人と人とのつながりが薄れつつある社会です。そのような中、コロナ禍で「ソーシャルディスタンス」や「密を避ける」ということが、さらにそれに追い打ちをかけています。まさに人と人とのつながりが失われる「無縁社会」と言われる現代社会において、コロナ禍はさらに無縁化を進行させるものとなっています。
このような現状に対して、私たちは何をすべきなのでしょうか?私たちにできることは何なのでしょうか?
こども食堂は、老若男女、地域の多様な人々の居場所となっています。またこども食堂は、子どもを支える、あるは地域を支える重要な社会的インフラになりつつあります。
私たち「福岡県こども食堂ネットワーク」では、県内の子ども食堂運営団体が相互につながり合い、情報を交換し、知恵を共有しながら、互いに支えあっていく場であると考えます。
「福岡県こども食堂ネットワーク」の取り組みが、社会全体で人々を支える空気をつくっていくこと、そして人と人とのつながりを大事にしながら「共に生きる」社会をつくっていくことにつながっていくことを願っています。
福岡県こども食堂ネットワーク
代表 大西 良(筑紫女学園大学)
令和4年10月